変化を楽しむにはどうすればいい?Who Moved My Cheese? (チーズはどこえへ消えた?)を読もう。

2017年11月24日

この本は以前勤めていた会社が閉鎖した際に、その会社から頂いたものです。

もう15年ほど前になるでしょうか。

会社が閉鎖するにあたって皆が新しい仕事を探すことになるので、その手助けにとして従業員に与えられたものでした。

当時結構流行った本でありまして、日本語訳版も出ていますね。

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チーズはどこへ消えた?

 

こちらが英語版です。

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Who Moved My Cheese

 

今回改めて読み返してみて新たに感じることがありましたので、本の内容とともにお伝えしたいと思います。

 

本の紹介の前に、洋書読解アドバイスをひとつ。

 

本当に価値ある洋書(座右の書にしたいもの、折につけて読み返したいもの)については、完訳を自分なりに挑戦してみるのも良いでしょう。

日本語訳とは違った原書そのもののニュアンスを感じ取ることができますし、日本語訳はどうしても訳者の見解が入りますから、その意味ではワンクッション・フィルターを通して原書を読むことになります。

日本語版と英語版両方を手にいれて、読み比べながら自分なりの英語訳版を作る上げるのも一つの手です。

これにより、完全に一冊読破したという自信になりますし、またそこから得られる語彙力及び英文読解能力の向上はかなりのものがあります。

参考までに以下の写真は私が新渡戸稲造著「BUSHIDO」原書を完訳したものの一部です。

かなり難解な単語及び言い回しが含まれておりますが、こつこつ作業して行きました。

再読に値する価値ある本であり、これによりいつでも原文を読み返すことができます。

 

 

「武士道」についてはまた別の機会にお伝えしたいと思います。

まずいきなり原書で読むことは相当な英語力がある人でも困難である本です。

しかし、日本人としてぜひ一回は読んでおきたい不変の名著であることは変わりまりません。

一応、アマゾンで以下紹介しておきます。

これが矢内原忠雄訳の有名な日本語訳版。

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武士道 (岩波文庫 青118-1)

 

これが新渡戸稲造による、私の持っている原書。

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Bushido: The Soul of Japan (The Way of the Warrior Series)

 

前置きが長くなりました(笑)。

それでは“Who moved my cheese?”、行ってみましょう!

あらすじ。

二匹のネズミと二人の小人の、チーズにまつわるお話です。

皆がたくさんのチーズとともに、何の生活の不安もなく平和に暮らしていました。

しかし、ある日突然チーズがなくなってしまいます。

ネズミの名前はSniffとScurry。

それぞれ”嗅ぐ”、”ちょこまか走る”という意味で、二匹とも臨機応変に素早く行動します。

二匹はチーズがなくなるとともに、新たなチーズを求めてすぐに出かけて行きました。

 

 

一方、小人の名前はHemとHaw。

意味は二人あわせて”口ごもる”といった意味で、変化に対して行動を起こすことがおっくうであります。

最終的にHawが新しいチーズを探しに出ることを決意し行動したのに対して、Hemは結局行動を起こすことなく、チーズが戻ってくることを望んでその場に留まります。

 

すぐに行動を起こしたSniffとScurryは、早々と新しいチーズを発見します。

行動をためらったHawは遅ればせばがらも苦労の末、SniffとScurryが発見したチーズ場にたどり着きました。

それは以前のチーズよりも、もっとたくさんのバラエティーに富んだ豪華なチーズでした。

 

さてHemはというと、友人のHawの再三の説得にも関わらず、とうとう最後まで変化を嫌い行動を起こしませんでした。

果たして、以前の場所に留まったHemは新しいチーズを手にすることができたのでしょうか・・・?

 

一つ言えることは、Hawは苦労しながらも様々な経験を学習して成長し、新しいチーズを手に入れたのに対して、Hemは以前から変わることなく旧態依然のまま、おそらく進歩することもなく、新しいチーズを発見することは出来なかった、ということです。

 

 

変化を楽しむには?

まず変化に対する”恐れ”、それを克服することです。

この本ではそんな怖がる自分を笑い飛ばす、といっていますが、簡単にいうと”考えすぎ”です。

”これで本当にうまく行くのか”、”もし失敗したらどうしよう”、なんて疑心暗鬼しているうちに行動を起こすことがおっくうになって行くのです。

でも実際は行動を起こしてゆく中で結局は何とかなって行くものだ。

それが未知への旅を続けるHawの心境の変化とともに読者に理解できるよう分かり易く書かれています。

 

常に変わらないものなんてない。

”チーズ”は自分の安住しているものを象徴しています。

わかりやすい例としては”仕事”でしょう。

仕事・事業のやり方は時代の変化とともに刻々と変化して行き、今日通用していたものが明日も通用するとは限らない。

しかし以前の成功体験に強烈な印象を抱いているものにとっては、その現実がなかなか受け入れられない。

過去に成功したがゆえに、その成功にあぐらをかいて、なんとかなるさと思ってしまう傾向があります。

それをこの本では警告しているのです。

 

物事は常に変わってゆくもの。

不変のものなんてない。

だから成功し続けるためには、自分も刻々変わって行くしかない

 

一見すごく辛い、試練のように思えますが、その変化に対応して行く自分の成長に必ず気づきます。

それが限りない喜びを生み、そこに人生の楽しみもあるのです。

 

変化に対応するための7か条

以下、本文で述べられている変化にうまく対応するための心構え7か条です。

 

 

1. 変化は発生する(チーズは常に変化し続けるものだ)。

2. 変化を予期せよ(チーズの変化に対して準備を怠るな)。

3. 変化を注視せよ(チーズが古くなっていないか、チェックを怠るな)。

4. 変化に対応せよ(古いチーズに見切りをつけるのが早ければ早いほど、新しいチーズを見つける可能性が高くなる)。

5. 変化を実行せよ(行動を起こせ)。

6. 変化を歓喜せよ(新しいチーズを楽しめ)。

7. 更なる変化に準備せよ(チーズは常に変化し続けるもの、それを忘れない)。

 

英文読解初心者にお勧めです!

はっきり言って、普段から英文に読み慣れている人には、2時間もあれば読破できると思います。

ですから初心者の方には超お勧めです。

先に述べたとおり、日英両方を手にいれて完訳を試みても良いでしょう。

再読に適した本でもありますし、何より一度でも自分で完訳をやると自信がつきます(後々思い出にもなります、ここが英文読み始めだったなあ~、と。)。

私が「武士道」でやったやり方を参考にしてみて下さい。

これから洋書読み始め、初めの一歩を踏み出してみませんか?

 

仕事, 転職

Posted by HAL


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